風邪の話
風に邪が入ると風邪をひきます。
元気な人なら葛根湯を飲めばよろしい。
正々堂々と勝負する形です。
ですが、少々こちらが不利な場合があります。基礎体力がない場合や、炎症が強い場合です。
その時は炎症を抑えたり、水の調整が必要となったりします。
易はもともと雨乞いや、戦役で発達した考え方なので、戦争に例えると分かりやすいかもしれません。
気のはなし。
さて、「元気」という言葉があります。文字通り祖先から代々受け継ぐもので、腎に宿ります。
「英気を養う」という言葉があります。おそらくもともとは「営気」で、他の命を「いただく」ことで胃から取り入れます。
肺は外気を取り込み諸気を全身に行き渡らせます。
経絡を通り、肝に至るという解釈です。
経絡には、井戸のように気の湧いているところがあり、「ツボ」とよばれています。
現代では、腎臓は血管の集合体で、全身の血管の状態を反映することから、「腎が寿命を決める」と言われています。
腎が衰えたときには牛車腎気丸などが適応となります。