花粉症。特に小児の方。

花粉症の季節となりました。アレルギーの薬として抗ヒスタミン薬を飲み続ける方も多いと思います。古いタイプの抗ヒスタミン薬はぼーっとします。脳内に移行しやすいためです。
脳内ではいくつかの神経回路にヒスタミン受容体が発現していることが知られています。
 子どもの認知機能は8~10歳ごろまで急速に発達しますが、抗ヒスタミン薬はワーキングメモリの発達に影響する可能性が示唆されています。
ただの鼻水に抗ヒスタミン薬を漫然と処方し、飲み続けることにより、学習が妨げられ、一生のうちで一番伸びる時期をダメにしてしまう可能性があります。

単なる風邪に抗生剤をむやみに処方するのも慎みたいと考えます。